【レインボーシックスシージ(R6S)】Six Major Raleigh グループB 1戦目 CAG対G2 Esportsを振り返る

R6S(レインボーシックスシージ)
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昨日に開催された『Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)』の世界大会「Six Major Raleigh」では、初日からAPAC勢の全チームが黒星を喫するという厳しいスタートになりました。

中でも今大会が初の世界大会となるCYCLOPS athlete gaming(以下、CAG)は、過去5シーズンに渡って世界一に輝いたシージ界最強のチームと言えるG2 Esportsと対戦し0-2で敗北。1戦目から世界の洗礼を浴びることとなりました。

序盤からG2 Esportsが誇示する「お前たちに出来ることは俺たちにも出来る」

1マップ目「ヴィラ」のラウンド1からG2 Esportsは大きく動きます。シーズン10よりG2 Esportsに加入したUUNO選手が、いきなりスポーンキルを試みます。結果としてgatorada選手はインジャー状態に、SuzuC選手も体力を半分ほど削られました。

CAGはさすがの対応速度でUUNO選手の体力を大きく削り屋内へ撤退させることに成功しますが、こういった飛び出しやスポーンキルはCAGが得意とする動きのひとつであり、それを先に実行したG2 Esportsからは「お前たちの得意な動きは知っている」「お前たちが出来ることは俺たちにも出来る」といったメッセージが叩きつけられているようにも感じました。

そして残酷にもラウンド1はG2 Esports全員生存のパーフェクトラウンド。世界一を何度も経験したチームの恐怖をCAGに植え付けます。

G2 Esportsのお手本になる「時間を稼ぐ」守り方

G2 Esportsは防衛における「広く守って時間を稼ぐ」戦術に非常に長けていました。

1マップ目ヴィラの防衛で最も堅牢だったのは2階の天文室。どの防衛ポイントにおいても展開型シールドやADSを設置して堅く守っており、NE側から侵攻してくるCAGに対し何ラウンドにも渡ってプレッシャーを与え続けていました。

程よく時間を稼いだ後は、記念品室へと続くローテートホールを活用して防衛ポイントまで撤退する。撤退した後でも人数有利がとれていたり、CAGの位置を掌握できていれば積極的にリテイクも狙います。G2 Esportsは、この時間を稼ぐ動きが本当に上手いです。

厳しい情報戦を強いられたCAG

攻撃においてCAGは強引に撃ち合いへと持っていく展開が散見された印象です。前述したG2 Esportsの広い守りと時間を稼ぐローテーションによって、最後まで防衛オペレーターの位置を追いきれないままドローンを破壊されてしまったのではないかと思います。

事前のデータ分析によってドローンの大まかな位置を把握されていたのか、持ち前の対応力で上手く自分の位置を追わせないよう立ち回っているのか。いずれにせよ、情報が重要なシージにおいてCAGは非常に厳しい戦いを強いられることとなりました。

2マップ目のカフェ・ドストエフスキーではAnitun選手、gatorada選手の遊撃を皮切りに勢いづくラウンドも何度か見られましたが、その後のラウンドでG2 Esportsが冷静に対応している印象です。

「いつものCAGらしい動きが見られない」のではなく「いつものCAGらしい動きが抑制されている」といった、G2 EsportsのCAGに対する策と対応力の高さが光る試合でした。

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