やってしまった。
4月頭に作成した自作PCのマザーボードが早くも動作不良になりました。
初めての自作ゲーミングPCとしては快調に動作していたにも関わらず、たった1ヵ月でパーツを破損させてしまった事実に落胆。
症状
症状としては、パソコンの電源スイッチを押すとCPUファンおよび各ケースファンやグラフィックボードといった殆どのパーツは起動するものの、モニターに画面が出力されない。Windows OSはおろかUEFIすら起動しない状態に。
マザーボードをよく見てみると、今まで起動中には見られなかったLEDが点灯しています。
これはASUS製のマザーボードに搭載されているQ_LEDというLEDで、電源ボタンを押した後にマザーボードが各パーツの起動状況を順にチェックしていき、問題が発生した際に点灯するものです。
実際に電源ボタンを押した直後は、一瞬だけCPU_LEDが赤く点灯した後にDRAM_LEDと思われるLEDが点灯します。マザーボードの説明書を読むと、このQ_LEDが点灯している場合はUEFIすら起動できない為、物理的破損をチェックしてほしいとのこと。
起動しなくなったタイミングはCPU換装後
Q_LEDが点灯したタイミングはCPU換装後なので、おそらくCPU関連に問題が発生しているのだろうと推測。
明るい昼間によくCPU周りを見てみると、なんとCPUソケットのピン折れを発見しました。
ピンクの丸で囲った部分のピンが1本だけ折れています。CPUソケットのピンはとても綺麗な並びをしているので、1本でも折れているとスグに発見できてしまうのです。
当たり前ですがCPUは丁寧に扱いましょう
なぜCPUソケットのピンが折れてしまったのか。残念ながら心当たりがあります。
現在はゲーミングPCと配信用PCとの2台編成で運用しているのですが、お互いのPCに搭載しているCPUが異なるため、どちらがよりパフォーマンスを発揮できるかを実験していました。
その際にCPUグリスをいちいち塗り直すのが面倒だったため、CPUグリスを拭かずにCPUの換装をしていたのです。
結果としてグリスに触れないようCPUを掴んでいたため指の自由が利かず、CPUソケットに置く際に乱雑な置き方をしてしまったであろう為、CPUソケットのピンが破損してしまったのだと思います。
はい、自業自得ですね。
サポートセンターに連絡する
たかが1ヵ月で使えなくなってしまっては流石に困るので、すぐさまサポートセンターへ連絡しました。
ASUS製品の日本サポートはテックウインド株式会社にて承っており、パッケージにはシリアルナンバーの横に1年間保証書のシールが貼付されています。
保証書に記載されているお客様相談窓口へ連絡すると、状態を確認後に有償対応であれば見積書を作成するので、マザーボードを送ってほしいとのこと。ASUS製マザーボードの物損は有償対応と保証書に記載されていたので、それでも新品を購入するより修理で安く済むならそれがベターだろうと思いマザーボードを発送することに。
ちなみにアマゾンで購入した製品なので購入日は記載されていませんが、Amazonの注文履歴から購入明細書を印刷できるので、それを購入日として証明するために添付しました。
そしてマザーボードの梱包中、CPUソケットカバーをうっかり落としてしまい、更にもう1本のピンを破損。もう触らないほうがいいのかもしれない。
気になる修理金額は?
マザーボード発送から1日後、テックウインド株式会社からメールが届きました。
マザーボード破損の原因はやはりCPUソケットのピン折れ。修理内容はマザーボードの基板交換となり、修理金額は新品のマザーボードが購入可能な金額とほぼ同等。更に修理から手元に届くまで2週間ほどの時間を要するとのこと。
うーん・・・
ダメだこりゃ。
違うマザーボードを購入しました
とにかく早くゲーミングPCを使える状態にしたかったので、さっさと新しいマザーボードを購入することにしました。Amazonプライムに登録しているので、注文の翌日に製品が届きます。修理を待っているよりずっと早い。
マザーボード交換して組み直したので、やーーーっと今日からまた遊べます。 pic.twitter.com/b6IBroQREv
— Dopey (@shunpoko) 2018年5月11日
新しいマザーボードは”ASRock H270 Pro4“。いわゆるゲーミングマザーボードではありませんが、LEDが綺麗に点灯する以外にゲーミング製品を選ぶ理由はないので、修理の見積金額よりも安価なこの製品を選びました。
なにより購入から3ヵ月以内であればピン折れ無償修理サービスが使えるというのがデカい。ちなみに他社だとMSIが同様に購入から3ヵ月以内、GIGABYTEはなんと購入から6ヵ月以内のピン折れ無償修理サービスを提供しています。
これから自作PCを組もうと考えている自作PC初心者の方がこの記事を読んでいるのであれば、マザーボードを選ぶ際にはピン折れ無償修理サービスの有無や期間を選別理由に加えてみるとよいでしょう。
以上、大雑把なうえに手先が不器用なDopey(@shunpoko)でした。