ニコニコ超会議2018への取材用に、ライターとして遅ればせながらミラーレス一眼カメラの”SONY α5100“を購入しました。前回投稿した記事では早速このカメラで撮影した写真を使用しています。
今回はWebライターとして取材用カメラの購入に至った理由と取材向けカメラの選び方についてまとめていきます。
スマホのカメラでは物足りなくなった
当ブログで使用している写真は主にフリー素材や自分のスマートフォン”HUAWEI honor9″で撮影したデータを使用しています。抽象的なイメージを伝えたいときはフリー素材でピンときた写真を利用していますが、身近なものや商品を紹介したい場合には自ら苦手なスマホカメラで写真を撮影しています。
現在使用しているhonor 9はカメラ性能がウリのスマートフォンで、ダブルレンズを採用しており、一眼カメラのように背景をぼかした写真が撮影可能です。
このスマートフォンを購入した理由も「もっと綺麗な写真をブログに投稿したいから」であり、最初はこのカメラ性能に満足していたわけです。最初は。
転機が訪れたのはドスパラさんの新モデル発表会へ出向いた時でした。
このとき僕が会場へ持って行った機材はノートPCとスマートフォンのみで、写真を撮影するにしてもスマートフォンの画質で充分だろうと思っていたのですが、残念ながら遠く及ばず恥を知る事に。
周りのいかにも記者っぽい方達が自前のゴツくてデカい一眼カメラをカシャカシャしている横で、僕は自慢のスマホカメラで電子音を響かせながらパシャパシャ。それだけならまだ良かったものの、自分で撮影した写真を見返してみると無理してズームで撮影したためぼやけた表情やどこにフォーカスを当てて何を表現したい写真なのか分からないといったスマホカメラ特有の完成度に落ち込みます。
この発表会を題材にした他の方の記事にも目を通してみましたが、その多くは写真がとにかく綺麗。記事内容に沿った写真で、人物の表情もしっかりと撮れている。これは勝てないと自覚しました。
そんな劣等感も含め、少しでも目の当たりにした光景をよりよく伝えたい、もっとリアルに伝えたいといった思いから、一眼カメラの購入を決意します。
取材向けカメラにSONY α5100を選んだ理由
大前提として、僕はカメラに関する知識がほぼゼロのド素人です。過去にノリでコンデジを購入したこともありましたが、イマイチ使い方に慣れず置物と化した後、父親に譲っています。そんなカメラに無頓着で飽き性な僕なので、闇雲にネットでベストセラーのカメラを購入するよりも、実際に自分で触って馴染んだカメラの方が愛着を持ち長く使えるだろうと思い、家電量販店で実際に触ってみることにしました。
所謂サブカル系女子ご用達なCanon EOS KissシリーズやNikonのDシリーズ等が候補に挙がっていましたが、実際のカメラに触れてみるとイマイチ使い方が分からなかったり、思ったとおりの写真が撮れなかったりと苦戦を強いられる中、ド素人の自分でも扱いやすく、思ったとおりの写真を撮影できたのがSony α5100でした。
SONY α5100の良いところ
実際に使用してみて良いと思った点を挙げます。
- 本体重量224gなのでとにかく軽い
- 2430万画素と同価格帯のカメラと比べて画素数が多い
- AF(オートフォーカス)が早い
- メニューが使いやすい
- Wi-Fi接続でスマホやPCに写真を転送できる
家電量販店で他のカメラと比較して最も際立ったのはAFの速さで、自らフォーカスを合わせるのが苦手な初心者にとっては本当にありがたいです。
また、NFCという所謂ワンタッチWi-Fiを利用すれば、出先でそのまま記事を執筆する際に写真データを送信でき、かつ写真のファイルサイズをWordPressの上限2MB以内に設定することが可能なので、ブロガーやライターにとっては痒い所に手が届くレベルで有能なアプリケーションを備えています。
デメリットもまとめようと思ったのですが、お世辞ではなく特に思い浮かびません。コンパクト過ぎてコンデジに見られるくらい?
会場取材が目的なら望遠レンズは必須
パワーレンズキットには16-50mmのレンズが標準搭載されており、僕もこのレンズのみを使用しているのですが、ニコニコ超会議2018にてステージの写真を撮影する際にはズーム不足を感じました。会場全体を撮影するのには最大50mmのレンズでも困りませんが、ステージ上の人物にフォーカスを当てるとなると、やはり望遠レンズが必要となるでしょう。
特定の人物へのインタビューなど、会場ほどの規模でない室内にて人物を撮影するのであれば、パワーレンズキットに付属するレンズのみで事足りると思います。
そんな僕はレンズ交換の手間をも省きたいので、レンズ1本で高倍率ズームが可能なSIGMAのレンズを購入しようと検討中。
SONY α5100と一緒に購入したもの
最初はカメラ本体とレンズがセットのパワーレンズキットのみ購入したのですが、のちのち使い方などを調べていくうちに必要なアイテムが判明していったので、買い足しをしています。
レンズフィルター
写真の仕上がりを左右するカメラのレンズ、それを保護するためのフィルターです。汚れ等でレンズ本体を購入するよりもフィルターを取り替えるだけで済むので、一種の保険のようなもの。
商品写真を見ただけでは、どう使用するのか全く分からなかったのですが、レンズに対してクルクルとはめ込むだけで簡単に装着が完了しました。
SDカード
16GBでは少なく、64GBでは多すぎると雑誌に書いてあったので、そのまま鵜呑みにして32GBにしました。
カメラの機能でWi-Fi接続可能なので、Wi-Fi内臓SDカードを選ぶ必要はありません。
予備バッテリーと充電器
サードパーティ製品ですが、きちんと互換性があり予備バッテリーが2個もついてくるというスグレモノ。
価格があまりにも安すぎて不安でしたが、問題なく使用しています。
ケースとストラップ
裸のカメラを持ち運ぶのには抵抗があったので、一緒に購入したカメラケース。アンダーカバーを付けたまま三脚の雲台に装着できるのですが、安定性がないので、使う際は必ずカメラケース全体を外しています。あくまで本体保護用。
ストラップはしっかりした作りなので、カメラ付属のストラップよりも安心して使えます。
さいごに
- ライターなら一眼カメラは持っていた方が良い
- カメラは購入する前に自分で操作してみる
- 会場で取材するのであれば望遠レンズを使う
と、まとめてはみたものの、まだまだ僕もカメラ初心者です。学ばないといけない事こそ多いですが、α5100に愛着を持っているので楽しみながらカメラを勉強できますね。
ライターの方や、これからSONY α5100の購入を検討している方の参考になれば幸いです。
以上、Dopey(@shunpoko)でした。