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『ダイソーのゲーミングマウス』レビュー!550円にしては良いデザインだが…?

ダイソーのゲーミングマウス PC周辺機器
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2019年11月初頭、Twitterやらなんやらで話題沸騰中の『ダイソーのゲーミングマウス』。筆者も気になったので近所のダイソーを訪れてみたところ、在庫がありました。

今回は税込みで550円の『ダイソーのゲーミングマウス』を実際に使ってみた感想などをレビューしてきます。

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『ダイソーのゲーミングマウス』スペック

ダイソーのゲーミングマウス

価格 550円(税込)
対応機種 Windows, Mac
インターフェイス USB
サイズ 124 × 60.3 × 40.4mm
重量 96g
ボタン数 6
センサー 光学式
最大DPI 2,400 DPI
ケーブル 1.4m

『ダイソーのゲーミングマウス』はその名の通り、100円ショップの有名店「ダイソー」で購入できるゲーミングマウスです。

価格はなんと税込みで550円と、ゲーミングマウスの常識を覆すプライス。

低価格ながらもゲーミングマウスに欠かせない2つのサイドボタンやLEDライティング、DPI変更ボタンが付いています。DPI変更ボタンを押すことで800, 1200, 1600, 2400と4段階のDPI変更が可能です。

センサーは光学式とだけ記載されていますが、詳細は不明。

ダイソーのゲーミングマウス

パッケージに記載されているマウス重量は96gですが、実測値では91gになりました。重量で逆サバを読む製品は珍しいですね。

サイズはパッケージに記載されていないので実測したところ、奥行き124.0mm、幅60.3mm、高さ40.4mmでした。

『ダイソーのゲーミングマウス』マウス本体の写真

ダイソーのゲーミングマウス

ダイソーのゲーミングマウス

ダイソーのゲーミングマウス

『ダイソーのゲーミングマウス』レビュー

ダイソーのゲーミングマウス

「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」それぞれの使用感

ゲーミングマウスは人によって持ち方が異なるので、どの持ち方の人でも使用感が分かるように「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」の3つの持ち方で『ダイソーのゲーミングマウス』を使用してみました。

プレイしたゲームは『Call of Duty: Modernwarfare(コールオブデューティ:モダン・ウォーフェア)』。筆者の手のサイズは手首から中指の先端まで約17cmです。

ダイソーのゲーミングマウス

まずは「かぶせ持ち」で使用してみました。

この『ダイソーのゲーミングマウス』、デザインはしっかりとしているので、かぶせ持ちは非常に相性が良いです。とてもピッタリとフィットしているので、マウスを包み込むように手全体で覆うことができます。

ダイソーのゲーミングマウス

続いて「つかみ持ち」、こちらも違和感なくオススメ。

マウス本体の重量がそこまで重くなく、かつそこまで高くないので、軽い握力でマウスを操作することができます。

ダイソーのゲーミングマウス

最後は「つまみ持ち」です。

マウスのデザイン的につまみ持ちもイケるだろうと思っていましたが、そんなことはありませんでした。持ちやすさの面では問題ないのですが、左右のクリックボタンが先端部分と比べて根元の方が硬いので、クリックボタンが重いです。ちょっと実用性は無さそうですね。

各ボタンのクリック感

ダイソーのゲーミングマウス

左右のクリックボタンは他のゲーミングマウスと比べて普通よりやや硬め。とはいえ、違和感なくしっかりと反応してくれますし、押しにくさを感じることはありません。

マウスホイールを回転させた時のノッチ感は丁度よい感じです。マウスホイールクリックも左右のクリックボタン同様に、やや硬いと感じました。

逆にサイドボタンはメチャクチャ軽いです。サイドボタンはサイズが小さいので、ゲーム中に誤って押してしまう心配はなさそう。

そしてDPI変更ボタンはかなりの硬度。個人的にはゲーム中に誤って押ししまうくらいであれば、これくらいの硬度の方がリスクを減らせて良いと思います。

センサーの精度

ダイソーのゲーミングマウス

550円のゲーミングマウスには酷かもしれませんが、センサーの精度をテストするために「MouseTester」を使用しました。

DPIは変更可能な値すべてでテストを実施しています。使用したマウスパッドは『HyperX Fury S Pro』です。

ダイソーのゲーミングマウス DPI800

ダイソーのゲーミングマウス DPI 1200

ダイソーのゲーミングマウス DPI 1600

ダイソーのゲーミングマウス DPI 2400

「MouseTester」測定結果の見方
Y軸プラスが右方向への振り、Y軸マイナスが左方向への振り、X軸が時間(ms)を示しています。
青い点はセンサーのカウント、青い線はカウントを正規化したものです。青い点が青い線から大きく外れていなければ、センサーの精度は良好ということになります。

ご覧の通り、散々なテスト結果でした。

ゲーミングマウスはマウス本体を高速で移動させるような激しい動作でも、しっかりセンサーが機能してくれるモノなのですが、『ダイソーのゲーミングマウス』ではほとんど機能しません。

どれくらいセンサーの精度が悪いかというと、FPSゲームをプレイしていて180度振り向きたいのに、振り向けないレベルです。他のゲーミングマウスではピッタリ180度振り向ける動作でも、『ダイソーのゲーミングマウス』では30度くらいしか動きません。

残念ながら、センサーの精度はゲーミングマウスのレベルに到達しておらず、普通のマウスと同等レベルです。

マウスソールと滑り心地

ダイソーのゲーミングマウス

マウスソールはテフロン製ではない何かで、触った感じはサラサラしていました。マウスソールとしての滑り心地はあまり気になりません。

問題なのはプラスチック部分のささくれです。他の方もレビューで仰っていますが、プラスチック部分にささくれがあるので、そのまま使用するとマウスパッドに引っかかってしまいます。

ただ引っかかるだけでなくマウスパッドも傷つけてしまうので、この点は非常に残念です。

『ダイソーのゲーミングマウス』まとめ

ダイソーのゲーミングマウス

  • 550円と安い
  • デザインはしっかりしていて持ちやすい
  • センサーの精度が悪く、実戦で使えるレベルではない
  • マウス底面にプラスチックのささくれがある

550円のゲーミングマウスにそこまで期待している人はいないと思いますが、思っていたよりは残念な製品でした。

せめて実戦で使用できるレベルであれば良かったのですが、センサーの精度が悪すぎて普通のマウスとしても使えるか微妙なレベルです。

『ダイソーのゲーミングマウス』を一言で表現するのであれば「ゲーミングマウスのデザインをした普通のマウス」。

デザインにコストを掛けるよりも、センサーの精度にコストを掛けられれば、もう少し使えるレベルになったのかなと思います。一般ユーザーなのでセンサーの費用とかよく分かりませんけどね。

ということで、ゲーミングマウスとしてはオススメできません。ケチらずに、もっと良いものを買いましょう!

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