WWE観戦歴20年、今さらスマホ向けゲーム「WWE SuperCard」を始めたので魅力を伝えていきたい

本当に本当に今さらですが、世界最大のプロレス団体WWEのスマートフォン向けゲーム「WWE SuperCard」をはじめました。

個人的には競技性の高いeスポーツが好きなので、普段からスマートフォン向けゲームはあまりプレイしないのですが、WWEはかれこれ20年ほど観戦していることもあり、なんとなく手を出してみた次第です。

リリースから5年が経過した現在、僕のように今さら始める人はあまりいないと思いますが、プレイしてみた感想などをまとめ、ゲームの魅力を伝えていきたいと思います。

スーパースターがカードとなって闘うゲーム「WWE SuperCard」

WWE SuperCard シーズン6

WWE SuperCardがリリースされたのは2014年。リリースから5年以上が経過しており、国内でプレイしているのは自分くらいなのではないかと思うレベルで、SNSなどを見ても話題を目にしません。

WWE SuperCardについて簡単に説明していきます。

前述の通り、WWE SuperCardはマルチプレイヤーのカード対戦ゲームです。WWEのスーパースター達がカードとなって試合を繰り広げていきます。

スーパースターのカードには「パワー」「タフネス」「スピード」「カリスマ」のパラメータと、そのスーパースターのフィニッシャーが「能力」として、それぞれ割り振られています。

試合ではランダムに試合ルールとパラメータが指定されるので、互いのプレイヤーは同時にカードを出し、指定されたパラメータ値のどちらが大きいかで勝敗を決めるゲームです。

ゲームのルールこそシンプルですが、カードの種類が豊富であること、さまざまな試合形式が用意されていることなど、WWE SuperCardにはプレイヤーを引き付けるさまざまな魅力があります。

カードとなったスーパースター達は、通常の試合と同様に入場パフォーマンスを実施し、リングにあがり闘いを繰り広げる……。

そう、カードからスーパースターのモデリングが登場するのではなく、カードがそのまま闘うのです。

これは本当にシュールでした。はじめて目にした時は「なにこれ可愛い」と思わず口にしてしまうほど。

スーパースター達はカードの姿で相手を投げたり、フォールしたり、ラダーのうえからダイブしたりします。

残念ながらスーパースター特有のムーブなどはありませんが、普段は絶対にしないようなムーブを繰り広げたりするので、よりシュールさが増します。

見慣れてくると効率を重視してスキップしてしまうんですけどね。

WWE SuperCardには、プレイヤーを楽しませるモードがいくつか用意されています。

「Money in the Bank（マネー・イン・ザ・バンク）」や「Elimination Chamber Match（エリミネーション・チェンバー・マッチ）」といったお馴染みの試合形式から、ゲームオリジナルの試合形式など、その種類はさまざまです。

これだけだと他のスマートフォン向けゲームと大差がないように思われるかもしれませんが、WWE SuperCardでは試合形式毎にスタミナが用意されています。

スマートフォン向けゲームでは、スタミナが数値として可視化されていて、プレイヤーがそれぞれのモードに応じて必要なスタミナを支払うというのが一般的ですが、WWE SuperCardは違います。

しかも数分でスタミナが回復するので、他の試合形式で遊んでいるうちに他の試合形式のスタミナが回復して……を繰り返しているだけで時間がどんどん過ぎていきます。

WWE SuperCardは基本プレイ無料のゲームですが、もちろん課金要素もあります。

カードにはレア度を示す階級レーティングがあり、単純にこの階級レーティングが高いほど良いパラメータを所持しています。

ちなみに、シーズン6で最も高い階級レーティングの「WRESTLEMANIA 36」は、課金で手に入れようとするとカード1枚あたり約1,000円します。

とりあえず1枚だけでも最高階級レーティングのカードを持っていれば即戦力になりますが、カードは強化することもできるので、課金しなくても問題ありません。

また、前述のとおりスタミナの回復がメチャクチャ早いので、プレイ間隔が空くことなく楽しむことが出来ます。

さいごにWWE SuperCardのゲーム的な特徴について。

前述のとおり、スーパースターのカードにはそれぞれパラメータが用意されていますが、まったくと言っていいほどスーパースターの特徴が反映されていません。

たとえば、ブラウン・ストローマンであればパワー値が高く、レイ・ミステリオであればスピード値が高い……などといった個性は、WWE SuperCardでは関係ありません。

それはそれで悲しいのですが、その代わりにどのスーパースターでも活躍のチャンスがあるということになります。

基本的にどのスーパースターにも高い階級レーティングが用意されています。ザ・ロックやハルク・ホーガンだけが最高階級レーティングというわけではありません。

階級レーティングや強化次第ではEC3がロマン・レインズに勝利する……といった展開が演出できるのもWWE SuperCardの魅力のひとつです。