8月24日、東京都千代田区外神田にてSteelSeries(スティールシリーズ)新製品の先行展示会「SteelSeries New Products Exhibition 2019 Tokyo」が開催されました。
今回、先行展示されたのはゲーミングキーボード『Apex Pro』および『Apex 7』。開場と共に多くのSteelSeriesファンが新作ゲーミングキーボードに押し寄せました。
アクチュエーションポイントを変更可能な『Apex Pro』
今回の展示会において目玉となるのは、このゲーミングキーボード『Apex Pro』で間違いないでしょう。
『Apex Pro』はメカニカルの軸ではなく独自の「OmniPointアジャスダブル・アクチュエーション・スイッチ」を採用し、なんと各キーのアクチュエーションポイントを自在に変更することができます。アクチュエーションポイントとは、キーボード入力時においてキーを認識するまでの感度のことです。
『Apex Pro』ではこのアクチュエーションポイントを0.4mm~3.6mmの間で設定が可能。アクチュエーションポイントが変更可能なゲーミングキーボードは現在『Apex Pro』しかありません。ちなみに、ゲーミングキーボードのアクチュエーションポイントは1mm台が大半を占めているので、アクチュエーションポイント0.4mmという数値だけ見ても群を抜いて速いです。
キーを入力した印象はメカニカルキーボードの赤軸に近い感じですが、アクチュエーションポイントを変更するだけで入力感度の変化が指をに伝わるので、様々なバリエーションの設定を試してみると面白いでしょう。
キーボード右上部には「OLED Smart Display」と呼ばれるディスプレイが備えられており、デフォルトではSteelSeriesロゴが表示されています。表示する画像は変更可能で、他にもDiscordやSpotifyといったアプリとの連携、ゲームの通知を表示させることもできるようです。
もちろんゲーミングキーボードらしくイルミネーションの設定も変更が可能。各設定はSteelSeries Engineソフトウェアで変更できます。
リストレストも同梱されており、キー入力時の負担を軽減できます。リストレストはマグネット式になっており、容易に着脱が可能。質感も個人的にはかなり良かったです。
耐久性にも優れているとのことで、従来のSteelSeries製ゲーミングキーボードは5,000万回のキー入力を耐久値としていますが、『Apex Pro』はその倍である1億回のキー入力を耐久値としています。
日本語と英語どちらのキー配列にも対応しており、テンキーレスモデルの『Apex Pro TKL』も販売される予定です。
メカニカルスイッチを採用した『Apex 7』
こちらも新しく登場するゲーミングキーボード『Apex 7』。展示されているのはテンキーレスモデルの『Apex 7 TKL』でした。
「OmniPointアジャスダブル・アクチュエーション・スイッチ」ではなくメカニカルスイッチを採用している以外では『Apex Pro』と大きく変わりはないそうです。
メカニカルスイッチは青軸または赤軸、キー配列は日本語または英語に対応しています。
『Apex Pro』『Apex 7』両モデルとも2019年秋に販売される予定です。