今回はゲーム実況プレイや配信でも使いやすい低価格で高音質なレコーディングマイクをご紹介します。
レコーディングでも使われるようなマイクなので、ゲーム実況プレイや配信だけでなく「歌ってみた」にも使用できます。
1本でも持っておけば必ず重宝するので、マイクの音質で差をつけたい方は是非参考にしてみて下さい。
基礎知識
レコーディングで使用するタイプのマイクは直接パソコンに接続できません。
マイクに接続できるのは“XLR”と呼ばれるマイクケーブルで、接続先はオーディオインターフェイスになります。
XLRから3.5mmプラグに変換するプラグなども発売されていますが、クソ音質でマイクにもダメージを与えるので絶対に使わないようにしましょう。
基本的にマイクとマイクスタンドは別売りなので、マイクを購入する時はマイクスタンドも同時に購入しましょう。
ダイナミックマイク
コンサートやライブやカラオケなどで使用されるオーソドックスな形状をしたマイクです。
ゲーム実況や配信ではマイクを持って喋ることは無いので好んで使用されませんが、価格が安く管理も簡単なので、初めてのレコーディング用マイクとして選択されます。
手に持って使用する前提で製作されており、口からマイクまで指3本くらいの距離が目安となります。
SHURE SM58
この世で最も一般的かつ王道かつスタンダードなダイナミックマイクです。通称ゴッパチ。
1960年に登場してから世界的なロングセラーを記録している一本で、どの楽器屋やレコーディングスタジオでも取り扱っており、配信者では『ゆかちー。』さんが愛用しています。
ライブパフォーマンスに特化したダイナミックマイクなので、低音域から中音域にかけて強調されます。
BEHRINGER XM8500
安くて高品質なドイツの楽器ブランド”BEHRINGER(ベリンガー)”が提供するダイナミックマイクです。
2,000円前後で購入可能なマイクにしては集音性に優れており、ダイナミックマイクの入門としてスタンダードな製品となっています。
低音域が強くもこもこした音になるので、地声が高い人にオススメのマイクです。
コンデンサーマイク
レコーディング風景などで見かける宙吊りになっている、あのマイクです。手に持って使用するタイプではないので、ゲーム実況や配信に向いているマイクです。
指向性にもよりますが、ある程度口からマイクまでの距離が遠くても音声を拾ってくれるので、マイクがパソコンのモニターを遮るのを防げます。
オーディオインターフェイスから+48Vファンタム電源が提供可能でないと使用できず、湿気に弱いので厳重に管理する必要があります。
RODE NT1-A
初心者からプロまでが愛用するオーストラリアのブランド”RODE(ロード)”が提供するコンデンサーマイクです。
NT1-AはRODE製コンデンサーマイクの入門として選ぶ人が多く、お手頃な価格でマウントショックとポップガードとのセットも販売されています。
マイクの特性として高音域に張りのある音になるので、あまり声を張らずに喋る方へオススメです。
DetonatioN Gamingに所属するDustelBoxさんが使用しています。
BEHRINGER B-1
集音性に優れたBEHRINGERのコンデンサーマイクです。10,000前後の価格でショックマウントとポップノイズを軽減するマイクスクリーンが付属しています。
マイク特性として高音域や倍音が協調されるので、落ち着いて喋る女性向けのマイクと言えるでしょう。
B-1の半分ほどの価格で購入できる”BEHRINGER C-1というマイクもありますが、こちらは値段相応のマイクといった印象でコンデンサーマイクの良さを感じられない為、あまりオススメできません。
MXL770
見た目に高級感があるMXL(エムエックスエル)製の低価格コンデンサーマイクです。
マイク感度や低音域をバッサリとカットするスイッチがあるので、高機能なオーディオインターフェイスでなくとも手元で録音のコントロールできます。10,000円前後で購入可能かつショックマウントが付属しているので、お財布に優しいです。
こもった音にならずクリアな集音が可能で、マイク特性としては低音域から中音域が協調されるので、男性向きのマイクと言えるでしょう。
audio technica AT2020
コンデンサーマイクの入門として人気のあるaudio technica(オーディオテクニカ)製のマイクです。
マイク特性として、クセの無いかなりフラットな音が録れます。マイクの特性に左右されたくない方へオススメ。
オーディオインターフェイスが不要で直接パソコンにUSB接続可能なAT2020USB+という製品もあります。
Blue Bluebird
世界一のYouTuberである”PewDiePie”さんや女性ゲーマーの”茶々茶”さんが愛用しているコンデンサーマイクです。
今回紹介したマイクの中で最もアクが強く、高音域や倍音がきらびやかに録音されるので、女性向きのマイクと言えるでしょう。
オリジナルのショックマウントとポップガードも付属しているので、お買い得感があります。
さいごに
近年ではゲーム実況やライブ配信向けとしてオーディオインターフェースを介さないUSBタイプのマイクが普及しています。
そのため、オーディオインターフェースを介したレコーディング用マイクの使用はよほどゲーム実況やライブ配信に精力的な方か、ライブ配信で歌う方に愛用される傾向にあると言えるでしょう。