『Dream Machines DM5 Blink』レビュー!ワイヤレスのようにガンガン振れるゲーミングマウス

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10月21日、ポーランドのゲーミングブランド「Dream Machines(ドリームマシーンズ)」が手掛ける新作ゲーミングマウス『DM5 Blink』が国内で販売開始されました。「Dream Machines」日本総代理店でありゲーミングデバイスのECサイト「ふもっふのおみせ」にて購入可能です。

今回の記事ではゲーミングマウス『DM5 Blink』をレビューしていきます。

『DM5 Blink』スペック

DM5 Blink

国内発売日 2019年10月21日
価格 5,680円
サイズ 125 × 66 × 42mm
重量 95g
ボタン数 8
センサー PixArt 3389センサー
最大DPI 16,000 DPI
LOD ~1.8mm
スイッチ Huano製
クリック耐性 2,000万回
ケーブル シューレース(1.8m)

『DM5 Blink』は左右非対称型のゲーミングマウスで『Razer Basilisk』を模したデザインです。

最新のセンサーであるPixArt 3389センサーを搭載し、DPIは100~16,000まで100刻みで変更が可能となっています。

第3のサイドボタンとして「DM Shot」と呼ばれるボタンが付いており、こちらは取り外しが可能。

DM5 Blink

ケーブルを浮かせた状態でマウス重量を実測してみると101gでした。

公表されているマウス重量はケーブルを除いて95gです。シューレースケーブルを採用しているので、ケーブルの重さはほとんど気にならないと思ってよいでしょう。

パッケージ同梱物

DM5 Blink

  • クイックガイド
  • マウス本体
  • DM Shot(スペア)
  • DM Shotカバー
  • マウスソール

クイックガイドは文字が記載されておらず、図解での説明がメインです。とてもあっさりしています。

1点だけ残念なのはDM Shotの付け替え方法が記載されていないこと。後述しますが、DM Shotの取り外しには少しコツがいるので、この点に関しては記載が欲しかったですね。

『DM5 Blink』マウス本体の写真

DM5 Blink

『DM5 Blink』オーバービュー

DM5 Blink

『DM5 Blink』左側面

DM5 Blink

『DM5 Blink』右側面

DM5 Blink

『DM5 Blink』頭部

DM5 Blink

『DM5 Blink』後部

『DM5 Blink』レビュー

DM5 Blink

「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」それぞれの使用感

DM5 Blink

ゲーミングマウスは人によって持ち方が異なるので、どの持ち方の人でも使用感が分かるように「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」の3つの持ち方で『DM5 Blink』を使用してみました。

プレイしたゲームは『Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)』のテロハントモード。筆者の手のサイズは手首から中指の先端まで約17cmです。

まずは「かぶせ持ち」で使用してみました。

公式に記載はされていませんが、エルゴノミクスに近いデザインなので、隙間なくマウス本体を手で覆うことが出来ます。フィット感はかなり高いです。

手の平を支点にすることで3つのサイドボタンも押しやすくなります。「かぶせ持ち」は非常にオススメです。

DM5 Blink

続いて「つかみ持ち」の使用感。こちらも非常にオススメ。

マウス本体がそこまで重くないので、長時間プレイしていても疲れません。DM Shotは距離があるので押しづらいのがネック。

DM5 Blink

最後は「つまみ持ち」です。

マウス本体がそこまで重くないので比較的に取り回しはラクです。「つまみ持ち」が絶望的にヘタな筆者でもそこそこ扱えました。残念ながらサイドボタンを押すのはムリだと思います。

PixArt 3389センサーの精度

DM5 Blink

センサーの精度をテストするために「MouseTester」を使用しました。

ポーリングレートはデフォルトの1000Hz、DPIは400、800、1600、2400、4800、16000でそれぞれ計測しています。使用したマウスパッドは『HyperX Fury S Pro』です。

DM5 Blink

DM5 Blink

DM5 Blink

DM5 Blink

DM5 Blink

DM5 Blink

「MouseTester」測定結果の見方
Y軸プラスが右方向への振り、Y軸マイナスが左方向への振り、X軸が時間(ms)を示しています。
青い点はセンサーのカウント、青い線はカウントを正規化したものです。青い点が青い線から大きく外れていなければ、センサーの精度は良好ということになります。

どのDPIでも基本的には一定の挙動を保っていますが、DPIが1600を超えたあたりから最高速度におけるチラつきが散見できます。多少ではありますが、最高速度では安定性に欠けるかもしれません。

試しにポーリングレートを500Hzに落として計測してみたところ、1000Hzよりは安定していたので、気になる方はDPIまたはポーリングレートどちらかを下げてみましょう。

大きなセンサー飛びはないので、DPIを極端に上げさえしなければセンサーは安定していると言えます。

各ボタンのクリック感

左右のクリックボタンはHuano製で、2,000万回クリックを耐久値としています。クリック感は他のゲーミングマウスと比べて普通よりやや硬め。押しにくさを感じることはありませんでした。

マウスホイールを回転させた時のノッチは丁度よい硬さです。ゲームプレイ中に焦ってホイールを回転させてしまう心配のない硬さなので、安心しています。

その反面、マウスホイールクリックはかなり硬い印象。今まで触ってきたゲーミングマウスの中でもトップレベルの硬さです。それなりに力を込めないと押下できないので、使用頻度が高いと疲れてしまうかもしれません。

3つのサイドボタンは他のボタンと比べて軽いタッチでクリックできます。

デザインを見た時にDM Shotは進むボタンと間違えてクリックしてしまうのではないかと心配していましたが、進むボタンをクリックした時の感触は親指の腹にあり、DM Shotをクリックする時は親指先に感触があるため、誤クリックすることは無さそうです。

マウスソールと滑り心地

マウスソールはテフロン製で、計4か所に貼られています。分かりにくいですが、センサーの周囲もマウスソールです。

これはたまたまだと思いますが、もともと貼られていたマウスソールの角が少し剥がれていました。そのまま使用するとマウスパッドに引っ掛かってしまうので、付属のソールに張り替えています。

クイックガイドでは2番の項目にマウスソールを剥がすイラストが描かれているので、もしや最初から装着されているマウスソールは剥がすこと前提なのか…?と思いましたが、きちんと貼られているソールは問題なく滑っているので、運が悪かったのでしょう。

マウスソールを張り替えて「Mouse Accuracy」をプレイしてみました。しっかりと滑らせたいところで滑って、止まりたいところで止まってくれているので、問題なさそうです。

第3のサイドボタン「DM Shot」

『DM5 Blink』には第3のサイドボタン「DM Shot」が装着されています。これは取り外しが可能です。クイックガイドに取り外し方の記載がないので不安でしたが、コツを掴めば簡単に取り外せます。

まず、DM Shotの横に少しハミ出ている部分(親指先で押すところ)を持ちます。その部分を持ったまま横にスライドしましょう。すると、マグネットで接続されていた箇所が本体から離れ、DM Shotを取り外せるようになります。

DM Shotを使わない場合は付属のカバーをはめ込むこともできます。カバーがシリコン製なのでデザイン的にちょっとイマイチですね。

装着していて邪魔になることもないので、筆者はDM Shotを装着したまま使用しています。

ワイヤレスかと思うほど軽いシューレースケーブル

『DM5 Blink』を使用していて最も良いと思ったのは、このシューレースケーブル。

有線ゲーミングマウスとワイヤレスゲーミングマウスどちらも所有していますが、シューレースケーブルを採用した『DM5 Blink』は有線なのにワイヤレスのような感覚で扱えます。

マウスバンジーも用意しましたが、ケーブルが引っかかることもないので、そのまま使用しています。

『Dream Machines』ソフトウェアによるデバイス管理

DM5 Blink
DM5 Blink PMW3389 DPI 16000 Huano 20.000.000 7.0 m/s 1000 Hz

Dream Machinesのデバイス管理ソフトウェアをインストールすることで『DM5 Blink』の各ボタンを押したときの機能を変更したり、ライティングやDPIの設定を変更することができます。また、設定はプロファイルとして保存することができます。

DPI設定

『DM5 Blink』はデフォルトで400、800、2400、3200、4800、16000の計6種類のDPIがプリセットされています。

プリセットのDPI数値やDPIを変更した時のカラー、最大プリセット数を設定することが可能です。

ライティング設定

DM5 Blink

マウス本体のライティングエフェクトを変更することが可能です。

エフェクトは「Colorful Streaming」「Steady」「Breathing」「Colorful Tail」「Neon」「Colorful Steady」「Flicker」「Stars twinkle」「Wave」の計9種類。

「LED OFF」またはマウス底面のスイッチをオフにすると消灯できます。

マウスパラメーター設定

マウスの感度やスクロールスピード、ダブルクリックのスピードを変更できます。

Windowsの設定と被ってしまうので、特にいじらずデフォルトのままでも良さそうです。

ポーリングレート設定

『DM5 Blink』マウス底面にもポーリングレートを切り返るスイッチがありますが、ソフトウェアでも変更が可能です。

ポーリングレートとはマウスがPCへ情報を送信する頻度を指します。

ポーリングレートとポーリング間隔の関係 ms=ミリ秒

  • 125Hz … 8ms
  • 250Hz … 4ms
  • 500Hz … 2ms
  • 1000Hz … 1ms

DPI変更ボタンをクリックすると裏画面に飛んでしまう?


マウスホイールのすぐ下にはDPIプラス、DPIマイナスのボタンがあります。

このボタンを押すと設定したDPI値への切り替えが可能なのですが、フルスクリーンでゲームをプレイしていると稀に裏画面へ飛んでしまいます。これはちょっと致命的。

DPIを切り替えると画面上に現在のDPI値を表示してくれるのですが、おそらくこれを表示するためにアクティブウインドウが切り替わっているのだと思います。マウス本体の不具合ではなく、ソフトウェアの仕様なので今後のアップデートで改善されることを願います。

『DM5 Blink』まとめ

DM5 Blink

  • シューレースケーブルなのでワイヤレスのようにガンガン振れる
  • 「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」すべてに適合
  • マウスホイールは程よい硬さで誤って操作する心配なし
  • 第3のボタン「DM Shot」は取り外しが可能
  • マウスホイールクリックが硬すぎる
  • ところどころ作りが雑である
  • フルスクリーンでゲームプレイ中にDPIを切り替えると裏画面へ飛んでしまう

上記のようにまとめてみました。個人的には形状や重量がしっくりきたので、これからゲームをプレイする時のメイン機となりそうです。

マウスホイールの硬さは最もネックかもしれません。今までマウスホイールクリックに割り振っていたキーバインドをDM Shotに変更しようか検討するほど。

ところどころ作りが雑なのは気になりますが、国内での販売価格が5,680円とゲーミングマウスの中では安価な部類なので、ぜんぜん目を瞑れます。

関連リンク

Dream Machines製ゲーミングマウス DM5 ブリンク 通販:ふもっふのおみせ

提供:ふもっふのおみせ

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