予め断っておきますが、今回の記事は僕の理想を雑記のようにまとめています。
当然ですが、サウンドメイクに関しては人それぞれ好みがありますので、あくまで参考程度に留めていただければと思います。
ちなみに僕はNYHCバンドMerauderのGod Is Iというアルバムの音作りが好きです。MerauderといえばMaster Killerが真っ先に浮かびますが、僕は割とこのアルバムが好きです。
重々しいドラムサウンドに埋もれず存在感のあるベース、刺々しいギターにJORGEのパンチある声、もう理想的です。
パート毎に考える音作り
まず念頭に置いておきたいのが、バンドで作るサウンドはバランスが大事ということです。至極当然ですね。
特に気を付けたいのは楽器単体で気持ち良い音を出しても、バンド全体のサウンドに合わない可能性があるということです。
普段の練習から音作りに関して全体で認識合わせしておきましょう。そして、アンプの前に立たず、ある程度離れて全体の音を聴いてみてください。その音がフロアに伝わるイチバン近い音になります。
それではパートごとにまとめていきます。スキル関係は「意外と難しい!ハードコア/メタルコアの演奏で必要なスキル」を参考にどうぞ。
ギター
何か矛盾しているようですが「ハイゲインのアンプでゲインを絞った音」が気持ち良いです。
ギター単体では歪ませて弾くと気持ち良いのですが、バンドで合わせると抜けが悪くただの雑音になります。
それと、ローを出しすぎるのは禁物です。出しても12時くらいに。80Hz以下の音はモコモコで8000Hz以上の音はシャリシャリなのでバッサリとカットしましょう。
アンプのイコライザーをフルテンにしてみると分かると思いますが、ハイゲインなギターアンプはもともとドンシャリ気味な音が出るように設計されています。つまり、フラットな状態でもミドルが足りないのです。
メタルコアに欠かせないブレイクダウンなどの刻みはギターのミドルとピッキングが要です。低音域はベースとドラムに任せてギターは「ジャキジャキ」した音を出すようにしましょう。
ベース
ベースもギターと同じでミドルが肝心です。パンクっぽいバキバキ音が欲しい場合はドンシャリでなく歪ませるか、または弦をステンレスにしましょう。
低音域はバスドラムと音が被りやすく、高音域はヴォーカルと被りやすいので、ドンシャリ気味に音作りすると埋もれやすいです。
この手のジャンルではベースが埋もれやすく、存在感が薄いと思われがちですが、バスドラムとヴォーカルの間を抜ける地を這うようなサウンドを出す事で存在感が増し、バンドサウンドのバランスが良くなります。
ドラム
よく分かりません。
バスドラムのアタックは「ベチベチ」って感じにチューニングすればいいんじゃない?
さいごに
何故この記事を投稿したのかというと、自分がバンドを辞めるので「後世に何か伝わればいいな」というおせっかい心です。
あと、ちょっとだけ自分でも試してみたかったことを理想論にしてみたかったのかもしれない。