なんか当ブログではハードコアやメタルコア関連のワードで辿り着く方が多いので、今回はそれっぽい記事を書きます。
今回はヴォーカル編です。
ハードコアやメタルコアにおける多くのヴォーカルは耳をつんざくようながなり声を発声します。
一般的なロックやメタルで多用されるがなり声はエッジボイスと呼ばれますが、ハードコアやメタルコアで好まれるのはいわゆるデスボイスやガテラルのような歌唱法です。
因みに海外ではグロウルやグラントの呼び方が一般的らしいです。
ここまで書いておいてアレですが、名称とか正直どうでもいいっすよね。僕は歪み声がシックリくるので、この記事内は歪み声で統一します。
それでは僕なりの歪み声の歌唱法を綴っていきます。
歪み声の正体
端的に書くと、歪み声の「歪み」は息(ブレス)で作られています。
息の上に少量の声が混ざったのが歪み声です。
分かりづらいと思うので、簡単な歪み声の出し方をレクチャーします。
裏声を出しながら徐々に息を足してゆき、声を歪ませてみて下さい。
息を足す時にお腹をヘコますイメージでやると良いです。
これが歪み声の基本になります。
低い歪み声の出し方
先ほどはスクリームに近い高めの歪み声が出たと思います。
今度は低めの歪み声を出してみましょう。
やり方は
低い歪み声は母音がボヤけやすいので発音に工夫が必要です。
例えば、The Acacia Strainは歪み声で”Me(ミー)”を”Me(モェイー)”みたいに発音してます。
バリエーションは様々
あとは自分の出したい音に近づけるよう練習あるのみ!
↑この動画が非常に参考になります。
歪み声を変化させるコツは、
・口のすぼめ方を変える(すぼめればすぼめるほど、低い声になります)
・息の量を調整する
・息を前に出すよう意識する
などなど、色々と試してみましょう。
もちろん、僕以外のやり方で歪み声を出す方法はゴマンとあるので、自分のやりやすい発声方法を見つけるまで色々と試すのが良いです。
注意
歪み声に限ったハナシではありませんが、ヴォーカルはブレスコントロールが大事です。歪みが擦れてしまう場合は横隔膜呼吸を徹底しましょう。
それと、喉を閉じないように気を付けましょう。
歪んだ声を出す時、喉は大きく開くのが理想です。鏡を見ながら発声し、自分の喉がちゃんと開いているかチェックしてみましょう。
無理に歪み声を出すと声帯を傷付けます。
最悪の場合、地声にも影響が出るので無理はせずに。喉が痛いと思ったら発声方法を変えてみましょう。