ニコニコ動画は長く持ってもあと5年が限界だろう

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ニコニコ動画やニコニコ生放送でお馴染みの「niconico」が提供しているプレミアム会員数が、第三四半期で約4万人も減少しているとのニュースが話題になっています。

ニコニコ動画、プレミアム会員数が初の減少
動画配信サービス「niconico」の「プレミアム会員」が、2006年のサービス開始以来初めて減少に転じたことが分かりました。カドカワの平成29年3月期第三四半期決算短信によると、2016年12月末時点でのプレミアム会員数は252万人。9月...

何年も前から「ニコニコはオワコン」と多くのユーザーから囁かれつつも生き残ってきたニコニコですが、今回ばかりはチャンネル会員数500を超える「NER」さんや「加藤純一」さんも危機を感じているようです

ニコニコでプレミアム会員になるメリット

プレミアム会員は2007年から開始されたニコニコの有料サービスで、動画の読み込み速度が上昇したり、投稿可能な動画数が無制限になったり、ユーザー生放送(ニコ生)が可能であったりと一般会員よりも制限を受けずサービスを楽しむことが可能になります。

一般会員だと動画再生時に広告が表示されたり、動画投稿数が50までに制限されているので、ニコニコのサービスをフルで楽しむにはプレミアム会員の登録が必須とも言えるでしょう。

僕もかれこれ7年以上プレミアム会員を継続していますが、ニコニコ内のサービスを利用するにあたって不便に感じた事はさほどありません。あくまで「ニコニコ内では」ですが

プレミアム会員と一般会員の差別化が弱い

しかし、ここ数年でプレミアム会員と一般会員との差が無くなってきました

プレミアム会員の月額540円という金額に関しては発足当初から議論されていますが、実際に3ヶ月でプレミアム会員が約4万人も減少しているので、プレミアム会員になるメリットを感じない人が多いという事でしょう。

動画を視聴するだけであれば、ぶっちゃけプレミアム会員も一般会員も大差ありません。今やプレミアム会員としてのメリットを感じられるのは動画投稿者またはユーザー生放送を視聴または配信する人のみでしょう。

ニコニコのプレミアム会員で出来る事はほぼYouTubeでも無料で出来るので、ぶっちゃけニコニコの動画は「オワコン」です。2016年8月から動画のファイルサイズ制限を緩くしていますが、それでもYouTubeに勝る要素はありません。動画の視聴や投稿でニコニコを利用するメリットはもはや「コメントが流れる」というくらいでしょう。

運営もやる気なし?

クリエイター奨励プログラムの導入によりユーザーの収益化が可能となってからは、動画投稿者も視聴者も面白くて斬新なコンテンツを作成しようとマネタイズに対し積極的になりました

しかし、高収入を求めるユーザーはニコニコからYouTubeに流れているのが事実です。ドワンゴはTwitter社と異なり黒字化に成功しているのでマネタイズは上手いはずなのですが、集客力のあるインフルエンサーを引き止める事は出来なかったようです。

更に、ニコ生が止まったとき真っ先にヘイトを向けられる株式会社ドワンゴ取締役の「夏野剛」さんも、年始の暗黒放送でニコニコの終焉を示唆する発言を漏らしており、暗雲が立ち込めます。

公式生放送はニコニコが強い

現状のニコニコで最も有力なコンテンツは「ニコニコチャンネル」でしょう。公式チャンネルでは企業やアニメが参入しているので膨大な金が動きますし、ユーザーチャンネルも1ユーザーで何千万円もの収益を得ていると囁かれています。

YouTubeライブによる公式配信はまだ盛り上がりに欠けているので、現状で競合となるのは83億円もの赤字を出したサイバーエージェントの「AbemaTV」くらいしょうか。

しかし、個人ユーザーの配信はニコ生からYouTubeライブやOPENREC.tvへ移行しているので、ニコ生に居座り続けていると取り残されてしまうかもしれませんね。

さいごに

ここまで散々ニコニコをこき下ろしてきましたが、慣れ親しんだサービスでもあるので頑張ってもらいたいです。

Googleはマネタイズが上手いですし、そもそもユーザー規模が世界レベルのサービスなので対等には立ち向かえないと思いますが、ニコニコでしか提供できないサービスを待っています。

そういえば明日は闘会議ですね。超会議は赤字の祭典ですが、闘会議ではどこまで挽回できるか見物です。

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