イヤホンやヘッドホン、Bluetooth対応の製品を手掛ける「QCY」から、新たなヘッドホン「H3S」が10月30日に発売されました。7,280円(2025年11月12日時点)という価格でありながら、優れた音質や機能を備えたワイヤレスヘッドホンです。
本記事ではQCY様よりご提供いただいたH3Sの実機レビューをまとめていきます。
QCY H3S スペック
| ブランド | QCY |
| 希望販売価格 | 7,280円 |
| 重量 | 240g |
| ドライバー | デュアルダイナミックドライバー 13mm&40mm |
| 接続方法 | Bluetooth 6.0 |
| 連続使用時間 | ANCオフ:102時間 ANCオン:58時間 |
| カラー | ブラック ホワイト グレー |
| 特徴 | ハイレゾ&LDAC対応アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載 |
QCY H3S 外観レビュー
イヤーパッド

イヤーパッドはソフトな低反発フォームで、装着時の圧迫感はそれほどありません。質感もよく、2時間ほどずっと装着していても快適でした。また、メガネを装着していても痛みはほぼないため、優しいイヤーパッドだと感じました。一方で蒸れやすいため、夏場は気になるかもしれません。
ヘッドバンド

ヘッドバンドは、外側が高級感のあるヘアライン仕上げの金属、内側がイヤーパッドと同じようなクッションになっています。もちろんヘッドバンドの長さ調整も可能で、強い引っ掛かりもなく段階的に細かく調整することができます。
QCY H3S サウンドレビュー
実際にBluetoothでスマートフォンに接続し、SpotifyやAmazon Music、Prime Videoなどで音楽・映像を再生してみました。率直な感想として「1万円以下で購入できるワイヤレスヘッドホンとしては、非常に高音質である」と感じました。サウンドの特徴は低音が非常に強く、一方で中音や高音は控えめな印象。音楽ではバスドラムやベースといった低音の輪郭がはっきりと感じ取れます。
H3Sはヘッドホン本体のボタンでモードの切り替えが可能です。ミュージックモードとゲームモードの2種類が用意されており、ANCオン&ミュージックモードは最も低音が強い設定の組み合わせで、さながらクラブで音楽を楽しんでいるかのような音圧が楽しめます。
音楽ジャンルではヒップホップやEDMといったクラブミュージックとの相性がよい一方で、いずれの設定も中音や高音が抜けないので、クラシックやゴスペルといったジャンルにはやや不向きだと感じました。
ゲームモードはミュージックモードよりも低音が抑えられており、全体的にバランスのよいサウンド。さらに音の定位が明瞭なので、ゲームだけでなく映画鑑賞にも適していると感じました。
ANCの精度
ANCはオンもしくはオフ、そしてトランスパレンシーモードの3種類から設定できます。
H3Sのノイズキャンセリングは最大-56dBに対応しており、ANCをオンにすると外部の環境音がほぼ全く聞こえなくなります。また、低音がかなり強調されます。自宅やカフェなどで仕事や勉強に集中したいときや、電車やバス、飛行機といった交通機関での移動中にオススメです。
ANCをオフにすると、ノイズキャンセリングが機能しなくなり、外部の環境音が多少聞こえるようになります。ノイズキャンセリング機能が搭載されていないヘッドホンを使用しているのと同じような感覚といえば分かりやすいでしょうか。
最後にトランスパレンシーモードは、まるでヘッドホンを装着していない状態のように、外部の環境音が聞こえるモードです。人混みや徒歩での移動中にオススメです。
QCY H3S 操作感レビュー

H3Sの機能を操作する各ボタンは右側に集約されています。ボタンの種類は、ANCボタン・マルチファンクション(M)ボタン・プラスボタン・マイナスボタンの計4個です。
ヘッドホン装着中はボタンを目視で確認できないため、触った感覚でボタンの種類を確認する必要がありますが、すぐに慣れると思います。一方で操作方法が細かい(シングルタップorダブルタップ、特定秒数の長押しなど)ため、機能を実行するための操作方法を覚える方が大変かもしれません。
また、前述の通りANCは3つのモードがあり、ANCオン→ANCオフ→トランスパレンシーモードのサイクルで切り替わっていきます。そのため、ANCオンからトランスパレンシーモードに移行したい場合は、ANCオフを経由してから移行する必要があります。また、モード移行のたびにモード名のアナウンスが発生するので、少し煩わしさを感じました。
QCY H3S 総評
QCY H3Sは1万円以下で購入できるワイヤレスヘッドホンとしては、音質面やノイズキャンセル機能でかなり優秀だと思います。装着感も悪くはありませんが、1日中ずっと装着しているのは流石に首や耳に負担が掛かるため、あらかじめ装着時間を決めて、間に少し外すなど休憩を挟むとよいでしょう。
音楽のジャンルによっては非常に迫力のあるサウンドが楽しめますし、ANCをオンにすれば、さらに音楽に没頭もしくは作業に集中できます。慣れこそ必要ですが、操作感は1時間もしないうちに慣れるでしょう。
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