PUBGプロゲーマーcocorou「DetonatioN Gaming Blackは日本1位のチームを目指す」選手インタビュー

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今回は『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(以下:PUBG)』のプロゲーマーとして2019年1月”DetonatioN Gaming Black”に所属となったcocorou選手へのインタビュー記事となります。

アジアサーバーにてソロレート2位、日本人ソロレート1位を獲得した実績を持ち、2017年からはプロゲーミングチーム”SCARZ”のオーダーとしてPJSαリーグ、βリーグの舞台でチームを2度のドン勝へと導いた選手です。

独占インタビューは初めてとのことで最初は緊張気味だったものの、持ち前の明るさですぐに糸が切れ、和やかな雰囲気のままお話を伺えました。

数々のゲームタイトルでトップを追い求め続けた学生時代

買ってもらったゲームはすぐにクリアしてしまった

――HNの由来について教えて下さい。

cocorouというHNは僕が『フィギュアヘッズ』の大会に出る際に飼い犬のココという名前からそのまま付けたんですけど、ココだけだと呼びづらいらしくチームメイトが勝手にココロウと呼び始めて、現在も使用しています。

――ゲームを始めたキッカケや今までプレイしてきた中で思い出のゲームはありますか。

一番初めに遊んだゲームはゲームボーイアドバンスの『クラッシュバンディクー』で、そこから『ポケットモンスター』など複数ジャンルのゲームをプレイしていきました。

小学校6年生くらいになると、どのゲームを買ってもらってもすぐにクリアしてしまって、新しいゲームを待てなくなったんですよ。

そこでテレビのCMで基本プレイ無料のオンラインゲームというキャッチコピーに惹かれて『メイプルストーリー』を始めました。

――初めてのオンラインゲームは『メイプルストーリー』だったんですね。

それから中学1年生の頃に同じNEXONの『カウンターストライクオンライン』に出会い、その後も多数のオンラインゲームを転々とプレイしていました。

――『PUBG』以外で一番ハマったゲームはなにかありますか。

『フィギュアヘッズ』ですね。最初に出場したゲームの大会も『フィギュアヘッズ』でした。

気づけばゲーム三昧の学生時代

――中学生の頃になにか部活はしていましたか?

中学校ではソフトテニス部に所属していました。

――ソフトテニス部に所属していたことで現在のゲームプレイに活きている経験などありますか。

周りの友人に多種多様な人物が多く、色んな性格の人が多かったんですよ。すぐ怒るタイプだとか温厚なタイプだとか。そういった人達を通じて失敗や経験から学んだことは多いですね。

――ちなみに高校ではソフトテニスを続けなかったのですか。

最初は少しやっていたんですけど、つまんないなと思ってやめました(笑)。

――そのままオンラインゲームの世界へと。

そうですね。帰宅部になりました。

『PUBG』は気づけば12時間ずっとプレイしていた

――『PUBG』をはじめたキッカケはなんですか?

『フィギュアヘッズ』のチームメイトに新しい面白そうなゲームがあると紹介されて、じゃあやってみようかなと思ってはじめました。

――アーリーアクセスで『PUBG』がリリースされて3ヶ月目で既にプレイ時間が700時間を超えてたと記憶しています。

ずっとやってましたね(笑)。1日12時間くらい配信しながらプレイしてました。

――配信ではリーンをQとEではなくQとFに設定しているとおっしゃっていましたが、現在も続けていますか?

今は戻しましたね。

チームメンバーのSSeeSさんが「PUBG JAPAN SERIES Winter Invitational 2018(PWI2018)」でモストキルを獲得していたので、設定を真似してみたところ最終的にデフォルト設定へと戻りました。

浪人生からプロゲーマーへ

大学にはあまり興味がなかった

――プロゲーマーになったキッカケを伺っていいですか。

浪人時代にずっと『PUBG』を配信でプレイしていて、ソロレーティングがアジア13位で確定したことがあるんですけど、その時に別のプロゲーミングチームのオーナーからTwitterのDMで直接お誘いを貰ったんですよ。

興味はあるしゲームも好きなんで丁度いいやと思い、親を説得して加入しました。

――親を説得するのは大変ではなかったですか。

大学へ行くために浪人していたし、お金も掛かっているので…そういった面で母親は結構反対していました。

父親はもとから大学は興味があれば行けばいいという思考だったので、むしろ応援してくれる側でしたね。

――配信でも「自称浪人生」とコメントされていましたよね。

親の手前、小さい頃から大学に行かなきゃいけないと考えてはいたんですけど、正直なところ自分は大学に興味がなかったんですよ。

親には悪いんですけど、浪人生しながらもゲームばかりやっていましたね。

プロゲーマーになって貴重な経験を重ねることができた

――プロゲーマーになってからゲームへの向き合い方は変わりましたか。

プロゲーマーになる以前はゲームが面白いからという理由で、自分の欲求を満たすために遊んでいたんですけど、チームに所属してからは結果や周りの目を気にし始めるようになりました。

勝利に対する貪欲さも芽生えたし、ゲームに対する考え方も変わりましたね。

――プロゲーマーになって良かったと思える出来事はありますか。

プロゲーマーになってからは様々な人と関わる機会が増えて、例えばAbemaTVへの出演など普段の生活ではできないことを経験させてもらったことですね。

――練習や大会で上手くいかなかった時はどう乗り越えてますか。

つらいと思う時期もあるけど、気持ち的にはあまり変わらずいつも平常心でプレイできるよう練習に取り組んでいます。

自分はオーダーという立場上、オーダーがコケてしまうとみんなコケてしまうので、メンタル面には気をつけるようにしていますね。

――SCARZ脱退後は国内のスクリムに積極的に参加している様子でしたが、その期間にまたプロゲーマーとして選手に戻りたいという意思はありましたか。

1度はまたプロゲーマーになるのを諦めていたんですけど、「Predator League 2019 Japan Round」で予選突破して決勝4位(*)と善戦できたので、また選手に戻れるという自信と実感が湧きましたね。

*cocorou選手はJuggernautというチームで参戦していました。

フォロワーから20kgものパスタを頂いた

――食生活では何か気をつけていることってありますか。

最近は食生活も気にし始めていて、朝食などで摂るものは選ぶようにしています。

以前フォロワーさんから20kgのパスタが送られてきて、一時期はそれを夜食としてよく食べていたんですけど、さすがに夜にパスタばかり食べるのはよくないと思って、最近ではヘルシーなコーンフレークなどに切り替えました。

――運動はされていますか。

そうですね…運動はちょっと最近…できてないです(笑)。

親にも太ってきたと言われて一時期は夜に走ったりしてたんですけど、あまり続きませんでした。

――プロゲーマーとしてメディア露出するにあたって何か意識していることはありますか。

一番意識しているのは問題を起こさないことですね。できる限りファンや見てくれる人に興味を持ってもらえるよう自分なりに取り組んでます。

――プロゲーマーになる以前は配信を見ていて冷静で落ち着いた印象を受けていたのですが、プロゲーマーとなり顔出しを始めてから写真を撮られる時は変顔をしていたりとお茶目な印象を受けました。

あれは僕の素ですね。普段からずっとふざけてます。

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日本のeスポーツシーンについて

選手たちの浮き沈みは見ていて楽しい

――ここ数年の国内eスポーツシーンは『PUBG』の影響もあって急激に盛り上がっていると思います。プロゲーマーとして国内のeスポーツシーンはどう見据えていますか。

盛り上がり始めてはいるけど、まだまだかなと思います。もちろん可能性は感じますね。

中学生の頃から色んなオンラインゲームのタイトルで上位にいたので、出場年齢を満たしていない賞金100万円の大会とかを見ていると「自分だったら獲れるのにな」と思いながら指をくわえて見ていました。

『フィギュアヘッズ』の大会に出場し始めたのは高校生になってからなんですけど、その頃はeスポーツに対してあまり意識はしておらず、ただ賞金があるという理由で着目していましたね。

大会で優勝して賞金を獲得していくうちに、ゲームの道でもいけるんじゃないかという実感が湧いてきました…結局浪人生活だったんですけど(笑)。

――最近ではプレイヤーだけでなく観戦メインのサポーターも増えてきていると思います。観戦するうえでの見どころや楽しみ方のポイントを教えて下さい。

僕としてのオススメの見方は…ちょっと性格悪いかもしれないですけど、強いチームではなく負けたチームや順位の低いチームに着目することですね。

負けているチームが大逆転するのか、悔しい思いをしながら下のリーグで這い上がるのかそのまま敗退するのか…といった浮き沈みによる選手の喜怒哀楽が見ていて面白いと思っています。

高校の部活でeスポーツをやりたかった

――プロゲーマーを志す若者にアドバイスはありますか。

できるだけ目立つことですね。ゲーム内のランキングボード等に載っておくとチームから声を掛けてもらいやすいので。

それと、強い人たちとのコミュニティは自分の実力を向上させるために重要だと思います。

――『PUBG』ではどこかのコミュニティに属していたんですか。

属していないし探してもいないです。自分はその点で失敗したんですよね。

チームに入ってからも自分からコミュニティを探していなくて、自分の周りの人から得た知識だけで戦っていました。

やっぱり上手い人たちと一緒にプレイすると得られるものが大きいので、コミュニティの存在は非常に大きいんですよね。

――今後国内eスポーツシーンがどのように発展して欲しいと思いますか。

野球のようなメジャースポーツとして皆が楽しめるようなコンテンツになって欲しいと思います。

最近だと高校でeスポーツの部活がありますよね。まだタイトルは少ないですけど、自分が高校生の頃にはなかったので、もう少し遅く生まれたかったです(笑)。

どんどんeスポーツを身近に感じてほしいですよね。

プロゲーマーとしての再出発

DetonatioN Gaming Blackは物腰の柔らかいチーム

――DetonatioN Gaming Blackに所属した経緯を伺っていいですか。

賞金首(*)で知り合ったDetonatioN Gaming White所属のMelofoviaさんから声を掛けられたのがキッカケです。

*AbemaTVウルトラゲームスで放送しているウェブTV番組。cocorou選手は『勝ったら100万円!PUBG 賞金首』の選手として活躍していました。

もともとDetonatioN Gaming Blackではオーダーができる人を探していたみたいで、かつMelofoviaさんは僕が前のチームを抜けて別のチームを探しているというのも知っていたので、そこからトライアウトを受けてみないかと声を掛けてもらいました。

――同じPUBG部門に所属するDustelBox選手とは賞金首の番組内でお互いバチバチにやり合ってた印象があるのですが、cocorou選手が同じ部門に所属してからコンタクトはありましたか。

まだ特に無いです。Twitterで1度やりとりがあった程度ですね。

――DetonatioN Gaming Blackチームメンバーの印象を教えて下さい。

DetonatioN Gaming Blackは全体的におおらかで、人当たりが柔らかいので馴染みやすいですね。

MimoriNさんはチーム最年長でリーダーなんですけど、年齢相応の精神年齢を持っていて頼りがいがあります。

orzMakaさんは自由でいて且つ鋭い、独特の視点がある人という印象です。

SSeeSさんは性格が僕と似ていて…ちょっとひねくれている(笑)。

――チームのオーダーとして意識していることはありますか。

チームを安全に導いて野に放つと言いますか、できるだけ良いシチュエーションで皆を戦わせてあげるというのが自分の使命だと考えています。

撃ち合いが強ければ多少無理な状況でも押せるんですけど、基本的には安全なムーブをとってそこからどう展開するかを考えるのが自分のやり方ですね。

課題をクリアしてチームをもっと完成形へと近づけたい

――既に何度かスクリムをこなしていると思いますが、現状でのチームの完成度や手応えはいかがですか。

現状ではまだ完全とは言えないですね。

色々と試して見えてきた部分とかもあるので、それを修正できればもっと完成形に近づけるかなとは思います。

――個人的な課題はありますか。

戦闘が発生した時の指示の出し方ですね。

咄嗟の判断や戦闘における判断がまだ足りていないと思っています。

――ルールがTPPからFPPに変更されてからはスムーズに移行できましたか。

戦闘時におけるFPP特有の詰め方で苦戦しましたが、大きな苦労はありませんでしたね。

逆に今ではもうTPPに戻れないです。

――MimoriN選手やSSeeS選手はもともとBF部門の選手でしたが、別ゲーム部門の選手ならではの知識や視点など得られるものはありましたか。

エイム力だけでなく戦闘の進め方を見てすごいなと思いました。

撃ち合いに関してはいくらエイム力があっても立ち回り次第で負けることもあるので、そこを考慮した地形の使い方や敵の位置の把握能力などが上手いと感じました。

DetonatioN Gaming Blackを日本1位のチームにする

――DetonatioN Gaming Blackに所属して成し遂げたいことやチームでの目標を教えて下さい。

以前チーム内で話をしたんですけど、DetonatioN Gaming Blackは日本1位を目指しています。

もちろん世界も目指していきたいんですけど、大きな目標の前にまずは日本を制覇してからというのがチームでの目標になっています。

個人の意気込みなんですけど、DetonatioN Gaming Blackには優秀な選手が揃っているので、僕はそれを上手く活かせるように考えて、次のリーグでは1位をとる気で挑みたいです。

――最後にインタビュー記事を読んで下さった方々へ一言お願いします。

応援はいつも力になっています。ありがとうございます。

――本日はありがとうございました。

関連リンク

cocorou @cocorou893
DetonatioN Gaming
PUBG JAPAN SERIES(PJS)公式

取材・執筆
Dopey @shunpoko

PUBG
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