パソコンで使用するマイクの音質を向上させるなら『オーディオインターフェイス』がオススメ

ゲーム実況/配信
By: rick
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ステマ上等!おはようございます。Dopey(@shunpoko)です。久々にYouTubeやニコニコ動画でゲーム実況動画を投稿してみたのですが、いまいち反応がありません。悲しいです。

そんな僕のゴミクソ動画ではありますが、録音機材にはこだわりを持っています。友人から機材マニアと言われる程、環境はしっかりと作って収録しているのですが、おそらく僕のトーク力に問題があるのでしょう無念。

曲がり形にもバンドマンとしてDTMによる自宅レコーディングを実施していた僕なので、録音機材はそれなりに揃えています。DTMと配信って相性が良いのかも?

特に大活躍してくれるのはオーディオインターフェイスという機材で、ゲーム実況プレイ動画や歌ってみた、弾いてみたでも活躍するシロモノです。

音質が悪くなるマイク接続の仕方

みなさん、パソコンで使用しているマイクはどのように接続していますか?

PCV-80UやBlu Micro Yetiを使用している方であれば、USB接続でマイクとパソコンを繋げていると思います。既にPCマイクでなくレコーディング用のマイクを使用している方であれば、既にオーディオインターフェイスか何かで接続されているかもしれません。

一番気を付けたいのは・・・

この3.5mmミニプラグをパソコンに直接接続している人~、止まりなさい。音質警察です。

3.5mmミニプラグはスマートフォン等に接続するヘッドフォン端子とほぼ同じサイズの端子です。多くのパソコンにはピンク色のマイク入力端子が標準搭載されていて、そこに3.5mmミニプラグのマイクを接続すればマイク録音が出来るようになっています。

ただし、音質は非常に悪いです。

パソコンに標準搭載されているマイク入力端子は基本的にマザーボード(パソコンの主要電子回路版)に付帯しています。そんな重要なパーツにマイク入力端子が付いているのはありがたい話なのですが、マザーボードに付帯しているマイク入力端子はマザーボードから発生するノイズを拾ってしまう為、録音したマイク音声にノイズが被ってしまうのです。

このノイズはヘッドフォン出力端子にも同様に発生します。パソコンに直接接続したヘッドフォン(イヤフォン)から「サーッ」というノイズが聞こえたこと、ありませんか?

オーディオインターフェイスの役割


オーディオインターフェイスは主にUSBでパソコンに接続し、音の伝送を担う機材です。以前はIEEE 1394(FireWire)などでパソコンと接続していましたが、最近のパソコンで常設している端末は少ないので詳細は省きます。

オーディオインターフェイスにはマイク入力端子やフォン端子がついており、パソコンと接続したオーディオインターフェイスにマイクやヘッドフォンなどを接続するだけで音質が向上する魔法のような機材です。オーディオインターフェイスはひとつ所有しておけば宅録にも配信にも使えるので非常に便利な機材です。

オーディオインターフェイスは主に次のメリットを得られます。

ホワイトノイズを削減できる

一般的なオーディオインターフェイスには録音時や出力時にノイズを削減する機能が備えられています。

3.5mmミニプラグで接続されたマイクはブーストされると非常にノイズが目立ってしまいますが、オーディオインターフェイスでは録音レベルを上げてもノイズはほぼ発生しません。

音質が向上する

録音する音声および出力する音声どちらも音質が向上します。

コンプレッサー等のツマミが付いていれば、ソフトウェアを起動せずともオーディオインターフェイスをイジるだけで機能します。

自分の声が聞ける

大半のオーディオインターフェイスには「ダイレクトモニター」という機能がついています。

ダイレクトモニターはオーディオインターフェイスに送られた音をそのままモニタリングできる機能です。大したことのないような機能に思えますが、自分の声を聞きながら声を出すと自然と声質が良くなるのです。

本格的なマイクが使用できる

オーディオインターフェイスに接続できるマイク端子は主にXLRというマイクケーブルです。

コンサートやレコーディングで使用するマイクはXLRを使用しているので、高性能なマイクがパソコン上で使えるようになります。

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オススメのオーディオインターフェイス

低価格ながらコンパクトかつ高音質なSteinberg UR12は入門用のオーディオインターフェイスとして人気が高いです。8,000円~10,000円で購入でき、割にコスパ抜群です。

Steinberg UR12については当ブログでも別の記事で詳しく書いているので、ご参考にどうぞ。

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ちなみに僕はRolandのUA-25EXというオーディオインターフェイスを5年近く使用していますが、現在は生産終了しています。因みにループバック機能が特殊なのでストリーミング配信には向かないのでご注意を。

後発としていくつかの機能が削減されたRoland QUAD-CAPTURE UA-55が人気のようです。ミックス機能が搭載されているのでストリーミング配信でも大活躍します。2018年8月現在では製造終了しており、現行モデルはRubix24となります。

3.5mmミニプラグが使えるオーディオインターフェイス

ここで注意して頂きたいのですが、オーディオインターフェイスに接続するマイクは基本的にXLRと呼ばれるマイクケーブルで接続する為、3.5mmミニプラグのマイクは接続できません。

ですが、3.5mmミニプラグを接続できるオーディオインターフェイスも一部でありますが、存在します。

3.5mmミニプラグのマイクを現在使用しており、今のマイクで音質を向上させたいのであれば”Sound Blaster X-Fi Go! Pro“を使用しましょう。”Sound Blaster X-Fi Go! Pro”は3.5mmミニプラグのみ接続が可能なUSB接続タイプの小型のオーディオインターフェイスです。マザーボードではなくUSBを介する事によって、マザーボードからの干渉を受けず、クリアな音質でマイク録音、音声の再生が可能となります。金額も3,000円~4,000円とそれなりに安いです。

高価なレコーディングマイクを使用しないゲーム実況プレイ動画やストリーミング配信にオススメです。

ゲーム実況プレイ動画作成時の注意

オーディオインターフェイスによってはステレオ入力がデフォルトとなっていて、録音時にモノラルで記録の出来ない機種があります。僕の使っているUA-25EXもダイレクトモニターではモノラルで返せますが、録音時は勝手に左右に振り分けられてしまいます。

録音するソフトウェアでモノラル録音の設定が可能であればよいのですが、“ShadowPlay”や”ロイロ ゲームレコーダー”でマイク録音する際にはマイク録音の詳細が設定できない為、声が左または右の片側からしか聞こえない事象が発生します。ソフトウェアでの対処方法は今のところないので、今後のアップデートに期待するしかありません。

ハードウェアで対処するとすれば、Yケーブル(分岐ケーブル)を使うという方法があります。Yケーブルとは名の通りY型のケーブルで端子が3つあり、オーディオインターフェイスで利用するYケーブルはメスx1, オスx2のモノです。メスはマイクに接続し、オスはオーディオインターフェイスのLとRにそれぞれ接続します。
これによって、マイクで録音された音声が左右から聞こえるようになります。