4月10日、かつて多くの若者を廃人へと仕立て上げたMMORPG『メイプルストーリー』のモバイル版となる『メイプルストーリーM』がリリースされました。
リリース前からSNSや動画サイトで広告が打たれていた『メイプルストーリーM』は事前登録25万件を突破し、リリース後もゲーム実況動画配信で盛り上がり、リリースからたった2日で50万ダウンロードを達成。早くもアプリランキングで上位に躍り出ます。
かくいう筆者も、2003年から2006年にかけて本家『メイプルストーリー』を毎日のようにプレイしており、『メイプルストーリーM』の登場に心躍らせていました。
今回はそんな懐古厨が『メイプルストーリーM』をプレイした感想を赤裸々に綴っていきます。
思い出を辿るには最高のゲームである
かつて『メイプルストーリー』で狩りに明け暮れていたプレイヤーの多くが『メイプルストーリーM』をダウンロードし、「懐かしい!」と感想を漏らしたことでしょう。
前述のとおり筆者は2003年から2006年までほぼ毎日のように『メイプルストーリー』をプレイしており、当時のテキストサイトやブログを駆使して他プレイヤーと交流を深めたり、攻略情報を交換したりしていました。
『メイプルストーリーM』は当時の『メイプルストーリー』から全く変わっていない…ということはないのですが、出現するモンスターやグラフィック、マップの雰囲気などは当時から変わっておらず、懐古するのに多くの時間を必要としませんでした。
散歩するだけでも思い出が蘇る
マップの繋がりや構成は当時と異なるのですが、マップに点在するNPCは当時のグラフィックから変更されておらず、ただマップを散策しているだけでも遭遇するNPCに懐かしさを覚えます。
また、『メイプルストーリーM』では序盤からNPCに依頼されたクエストをこなしていくだけで、レベル85くらいまではノンストップで到達可能です。クエストは主要マップを起点に転々としていくので、クエストだけこなしていればほぼ全てのマップを散歩できます。
ちなみに筆者は当時「メイプルの雫」や「もみじ☆あるき」といったマップ情報サイトを活用してNPCの場所や狩場を探していました。
ゲーム単体として面白いか…と言われると微妙
さて、そんな懐古厨を満足させるのには充分な『メイプルストーリーM』ですが、ゲーム単体として面白いかと聞かれれば、おそろしく微妙であると回答します。
これも当時から変わっていないのですが、『メイプルストーリー』は当時から”マゾゲー“と呼称されており、『メイプルストーリーM』においてもレベル100を超えたあたりから徐々にテンポが悪くなってきます。
クエストだけでレベルが上がらなくなってきたら、あとはスターフォースフィールドと呼ばれるパーティ自動生成の狩場で延々と狩りをするだけです。
自動戦闘や自動クエストの実装により、プレイヤーの空いた時間を有効に活用できるようになりましたが、その反面でプレイヤーが何を目的にゲームをプレイしているのか分からなくなり、結果として同じことの繰り返しに飽きてしまう…筆者は1週間みっちりと『メイプルストーリーM』をプレイしてそう思いました。
関連リンク
メイプルストーリー
王道横スクロールRPG「メイプルストーリー」