Hi-STANDARDが16年ぶりのシングルANOTHER STARTING LINEをリリース!突然のリリースに思う事

音楽
Hi-Standard "ANOTHER STARTING LINE"
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あまりに突然のリリース。

やられた。お昼過ぎにゆっくりと目覚めて軽くSNSに目を通していたらトレンドが「ハイスタ、ハイスタ、ハイスタ・・・」なんだ不祥事か?と思ったら新譜”ANOTHER STARTING LINE“のリリースでした。

昨年FAT WRECKED FOR 25 YEARSの舞台で「そろそろCDをリリースしたい」とMCで喋っていたので、そろそろかなーと思っていたら突然でした。

PIZZA OF DEATHの公式サイトを見てもリリース情報が掲載されていないので半信半疑のままCDショップへ向かい、なんとか見つけました。

SNSよ、ありがとう。

ハイスタは多くのバンドマンにとっての青春

少し僕の話をさせてもらうと、僕はAir Jam世代より少し後の世代になります。とはいえ学生時代に活動休止中のハイスタを実姉から教えてもらい、瞬く間に「なにこれ、何言ってるかよく分かんねーけどカッコいいじゃん!」と夢中になり、気付いたらバンドを始めてハイスタをコピーしたりと、ハイスタは学生時代を語るに欠かせない存在です。

ハイスタを知ったお陰でバンドに興味を持つことが出来たし、英語もある程度まで読み書きできるようになったし、様様です。
今でもハイスタが存在しなかったら、自分は音楽にそこまで興味を持てなかったのではないかと思っています。

残念ながら僕がハイスタを知った頃には既に活動休止しており、そこから10年後のFAT WRECKED FOR 25 YEARSまでハイスタのライブを目の当たりにすることは出来ませんでした。
待望のAIR JAM 2011はもちろん落選。ヤケになって”Stay Gold”のタトゥーを肩に彫ってやりました。

最も影響を受けたのは価値観

音楽面で影響を受けたのはモチロンですが、僕は価値観の面でもハイスタ、というより主に横山健さんから影響を受けています。

当時中学生だった僕は、PIZZA OR DEATHの公式サイトに掲載されている横山健さんのコラム『横山健の別に危なくないコラム』をよく読んでいました。
僕が読んでいた頃のバックナンバーは現在残っていませんが、書籍化されてるようです。知りませんでした。

文章を引用できないので伝えにくいのですが、横山健さんのコラムを読んでいて「身近な出来事に疑問を持つ」という習慣が身に付きました。

よく覚えているのは「お客さんに頑張れと言われて疑問に思わないパンクロッカーなんて、全然パンクロッカーじゃないぞ」と書かれていたコラムです。

なにこの人、カッケェ・・・。

本当にシビれました。「はじめてのセックス・ピストルズ」を読んだ時は全く感動しなかったのに、横山健さんのコラムは刺激だらけでした。

でもハイスタは宗教じゃない

WonderGOO つくば店 2016年10月4日

WonderGOO つくば店 2016年10月4日

そんな未成年のクソガキだった僕は、ハイスタと横山健さんのコラムを胸に刻みつつ、面倒くさい大人へと成長していきます。

今回の件でいうと「予告なしリリースとか前代未聞じゃん!」「ダウンロードじゃなくてCDを買え!」とかSNSで発言している人を見ると違和感しかないんですよね。
予告なしリリースはBeyonceやOne Directionが既にやってますし、CDショップの無いド田舎でスグ音源を手にするにはダウンロード購入しかないんです。

好きすぎて心酔するのはいいけど、もはや宗教じみた何かを感じてしまって、ゾッとしてしまうのは僕だけでしょうか。

「ハイスタのやっている事がカッコいい」じゃなくて「ハイスタがやっているからカッコいい」みたいな思考になっている人が多い気がします。
こういう人たちはハイスタが万引きしても許すんじゃないかとビクビクします。いや、実際そんな事しないでしょうけど。

と、横山健さんのコラムで「身近な出来事に疑問を持つ」ことを覚えた僕が感じた事でした。
客観的に見れば僕もハイスタを尊敬するがあまりにヤンデレと化した人間のようになっているかもしれませんね。峯義孝のように。

現代における音楽とのふれあい方

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僕はここ最近、まったくと言っていいほどCDを購入していません。

少し前まで欲しい曲があればAmazon MP3iTunesで即ダウンロードでしたが、最近は音楽を購入するどころか、SpotifyPrime Musicの音楽ストリーミングサービスで垂れ流しにしています。

僕より若い世代でも、同じように音楽ストリーミングサービスを利用している子が多いです。
「CD至上主義」な人は、若い人から見たら思考停止しているオッサンに過ぎないらしいですよ。こっわ。

実際に2001年以降からCDは売れなくなり、2008年には1枚もミリオンを達成することなく年を終えてしまいます。
2010年以降にミリオンセラーを達成したアーティストはEXILEとAKB48だけです。

今やCDをリリースしないアーティストもいるくらいですし、好き嫌いは別として音楽の視聴方法は確実に変わりました。
音楽活動を続けるのにも必ず「お金」が付きまとうので、CDが売れなければダウンロード配信やストリーミング配信へ移行する、という流れも致し方ないのかと思います。

それでも僕は音源や動画より「ライブという現場」を推しますがね!

でも、たまにはMDのことも思い出してあげてください。

さいごに

ものすごくステレオタイプな意見を書いてみましたが、僕自身ハイスタは好きですし同じくハイスタを好きな人がいるのは嬉しいことです。
実際にCDショップへ行き、自分より若い世代の子がハイスタのCDを手に取っているのを見ると、微笑ましく感じます。やべ、オッサンじゃん俺。

とりあえず、ハイスタは早く新曲ひっさげてライブして下さい、ホントお願いします。

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