【2018年版】ゲーム実況や配信にオススメのマイク9選!
2018/03/12
ゲーム実況、ニコ生、ツイキャス、Twitchでストリーミング配信しようとしている諸君、マイク選びは重要ですよ!
マイク一本で配信者の良し悪しが決定します。世の中には声豚と呼ばれる声でその人の印象を決定付ける人が沢山いるので、どうせなら良い声で動画作成や配信をしたいですよね。それなら第一声から良い声をカマす為に、マイクはしっかりと良いモノを選びましょう。
ですが、「マイクの種類が多過ぎてどれを購入したらよいか分からない!」という方もいると思いますので、今回は人気マイクを中心にをレビューしてみます。これから動画を作成する方や、配信しているけど伸びない!という方の参考になれば幸いです。
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マイクの選び方
マイクを選ぶ際はマイク形式と指向性に注意しましょう。
この2点はマイクの音質とは関係なしに、利用目的や配信環境によって選び方が変わります。
マイク形式
頭に被せて使用するヘッドセットとデスクなどに置くスタンドマイクがあります。
ヘッドセットは音声の入力と出力がひとつのデバイスでまかなえるので、コンパクトに使用が可能です。また、マイクとの距離を一定に保てるため、姿勢を崩しても音量にバラつきが出にくいのが特徴です。ただし、構造上ブレス(ポップノイズ)が乗りやすいです。
スタンドマイクは音声の出力機能を設けていないので、普段から使用しているヘッドフォンやイヤフォンをそのまま使用できます。スタンドを置くスペースが必要になるので、配信環境にゆとりが必要となります。
指向性
主に単一指向性と全指向性(または無指向性)があります。
単一指向性は一定の向きからの音しか拾わない為、雑音などのノイズを拾いにくいのが特徴です。
全指向性はマイクの周りにある音すべてを拾う為、環境音を拾いやすいです。多人数で配信する際に用いると良いでしょう。
これらを踏まえて、配信に人気のマイクをご紹介していきます。
iBUFFALO BSHSM06
主な仕様
価格:1,040円
対応端子:3.5φステレオミニプラグ
マイク形式:コンデンサーマイク
指向性:無指向性
入力感度:-54dB±3dB
インピーダンス:2.2kΩ
周波数帯域:100Hz~10,000Hz
アーム長さ:102mm
製品の特長
見た目が放送委員会っぽい。
2008年に発売されて以降、最も入手しやすいスタンドマイクとしてゲーム実況者や配信者に利用されています。僕がAmazonで見た時には424円と、非常に安価でした。
集音力が強く音質は価格の割には良い方ですが、それなりに近づかないと音を拾ってくれません。音が小さいと感じる場合はPC側でマイクの入力レベルを上げるか、ブーストするよう設定しましょう。
ポップガードが無いのでノイズが乗りやすいです。ノイズが気になる方は別途マイク用のスポンジを購入して被せると良いです。
こんな人にオススメ!
ELECOM HS-HP22SV
主な仕様
価格:1,890円
対応端子:3.5φステレオミニプラグ
マイク形式:エレクトレットコンデンサー方式
指向性:無指向性
入力感度:-58dB±3dB
インピーダンス:2.2kΩ
周波数帯域:100Hz~10,000Hz
アーム長さ:120mm
製品の特長
無難なPCサプライメーカーELECOM(エレコム)社のお手頃ヘッドセットです。2010年に登場したHS-HP10SVは、ゲーム実況や配信のエントリー機器として数多くのユーザーからの人気を博しました。HS-HP22SVは2014年にHS-HP10SVの後継機として発売されたモデルです。
マイクアームは最適な位置に調整できるフレキシブルアームを採用しており、針金のようにクネクネとねじらせる事ができます。これが意外と便利で、この調整ひとつで声質が大きく変わってきます。
マイク自体の特徴ですが、少しくぐもった声になる印象です。音質は値段相応で、ハッキリとしたクリアな音質とは言い難いです。スカイプ程度には十分かもしれませんが、実況や配信ではリアルの声との差を感じると思います。
Amazonでは大抵1,000円以下で販売しているので、ヘッドセットマイクの中でも非常に安価で入手しやすいです。
こんな人にオススメ!
ELECOM HS-MC01
主な仕様
価格:2,000円 (但し販売終了)
対応端子:3.5φステレオミニプラグ
マイク形式:エレクトレットコンデンサマイク
指向性:無指向性
入力感度:-38dB
周波数帯域:30Hz~16,000Hz
高さ:170mm
製品の特長
幅95.0mmの奥行き60.0mmとかなり省スペースで利用可能なスタンドマイクです。
音質は値段の割にクリアですが、無指向性なのでノイズを拾いやすい印象です。ゲーム実況には向いていないかも。
見た目はかわいいのですが、あまりにも軽すぎてチョット触っただけで倒れます。デスクに置く時にはテープなどで補強すると良いです。
こんな人にオススメ!
SONY ECM-PC60
主な仕様
価格:3,480円
対応端子:3.5φステレオミニプラグ
マイク形式:エレクトレットコンデンサー方式
指向性:全指向性
入力感度:-38dB±3.5dB
インピーダンス:-
周波数帯域:50Hz~15,000Hz
製品の特長
天下のソニー様が強力なマイクを世に送り出してきました。マイクスタンドを使用しても奥行き50mmと超コンパクト。
音質はそれなりに良いですが、全指向性なので周りのノイズをガンガン拾います。ホワイトノイズが気になる方はオンボード挿しではなくサウンドカードやオーディオインターフェイス挿しを推奨。全指向性は1人配信だけでなく複数人での配信に向いているのがありがたい。
ホルダークリップが付属しているので、衣服などに取り付けられるピンマイクとしても使えます。マイクスタンドを置けなかったり位置調整が煩わしい方にはオススメです。
こんな人にオススメ!
SONY ECM-PCV80U
主な仕様
価格:4,420円
対応端子:3.5φステレオミニプラグ (USB Audio Box付き)
マイク形式:エレクトレットコンデンサー方式
指向性:単一指向性
入力感度:-40dB±3.5dB
インピーダンス:-
周波数帯域:80Hz~15,000Hz
製品の特長
ゲーム実況や配信のみならず「歌ってみた」系の動画でも使用される、おそらく動画配信者が最も使用しているマイクです。2015年12月現在では、Amazonランキング堂々の1位です。僕も持っています。
USBタイプのAudio Boxが付属している為、オンボード接続よりもマイクノイズを減らせるのが特徴です。ただし、オーディオインターフェイスやサウンドカード付属のパソコンを持っている人は要らないかも。Audio BoxのドライバはパソコンにUSBを接続するだけで自動インストールしてくれるので、CDドライブは不要です。
音質は価格以上だと思って良いと思います。単一指向性というのもあり、周りのノイズはほぼ拾いません。安価なマイクとは格が違うと、はっきリわかんだね。
PS3やPS4にも接続してボイスチャットが利用できるので、ゲーム機とパソコンで兼用したい場合にも最適です。
本来はポップガードが不要な製品ですが、ポップノイズが乗りやすいのでポップガードの使用をオススメしています。
付属のマイクスタンドはオマケです。ハッキリ言ってウンコです。
こんな人にオススメ!
愛用者
Tonor TN480
主な仕様
価格:6,000円
対応端子:3.5φステレオミニプラグ
マイク形式:コンデンサー型
指向性:単一指向性
入力感度:-33dB+/-2dB
インピーダンス:-
周波数帯域:20Hz~20,000Hz
製品の特長
安価でコスパに優れたマイクを輩出しているTonor(トナー)社のコンデンサーマイクです。
特に実況や配信で好まれているのがTN480シリーズで、カラーは黒・赤・青の3色とカラーバリエーションに富んでいます。
この価格帯では珍しいコンデンサー型を採用しています。とはいえ、数値上の入力感度は値段相応と思って良いでしょう。プラグアンドプレイ型を採用している為、コンデンサーマイクでありながらもファンタム電源が不要です。付属のケーブルをそのままマイク端子に挿すだけで利用可能です。
ポップノイズを軽減するポップガードと振動を遮断するショックマウントが同梱されているので、この商品ひとつあれば本格的な配信スペースを手に入れることが可能です。
世界一のYouTuberと評されるpewdiepie氏が使用しているBlueのマイク"Bluebird"をモチーフにしているようです。
ただし性能は全く異なるのでご注意を。
こんな人にオススメ!
Marantz Pro MPM1000U
主な仕様
価格:8,000円前後
対応端子:USB 2.0
マイク形式:バックエレクトレット・コンデンサー
指向性:単一指向性
周波数帯域:20Hz~17,000Hz
製品の特長
USB接続のコンデンサーマイクながらも、1万円以下で購入可能な珍しい製品です。より高価で高音質なMPM2000Uという製品もあります。
コンデンサーマイクなので音質は同価格帯の他マイクと比べてもピカイチです。低ノイズ設計ながらも、音を些細に拾いまくってくれます。
マイククリップは同梱されていますが、スタンド類はセットではないので別途用意しましょう。
こんな人にオススメ!
audio-technica AT2020USB+
主な仕様
価格:16,000円前後
対応端子:USB 2.0
マイク形式:バックエレクトレット・コンデンサー型
指向性:単一指向性
周波数帯域:20Hz~20,000Hz
製品の特長
日本の音響メーカーであるオーディオテクニカから発売されているUSBタイプのコンデンサーマイクです。通常のマイクケーブルを使用するAT2020は6,000円ほど値段が下がりますが、別途オーディオインターフェイスが必要となります。
さすがコンデンサーマイクと言わんばかりの低ノイズと、クリアでナチュラルな高音質が魅力です。
専用のスタンドが付属しており、マイク本体に3.5mmプラグのイヤフォンやヘッドフォンを接続できるので、手軽にゲーム実況や配信で使えます。
こんな人にオススメ!
Blue Micro Yeti USB 2.0
主な仕様
価格:16,000円前後
対応端子:USB 2.0
マイク形式:コンデンサー、Pressure Gradient w. USBデジタルアウト
指向性:単一指向性, 双指向性, 無指向性, ステレオ
周波数帯域:20Hz~20,000Hz
製品の特長
有名な配信者、ゲーム実況者達が愛用している高性能USBコンデンサーマイク、通称『イナコウマイク』です。配信やゲーム実況のみならず、歌ってみたジャンルでも大活躍間違いなしのマイクとなっています。
マイク本体からUSB2.0で直接PCに接続が可能で、オーディオインターフェイスを介さないマイクの中では最高位の音質を誇ります。
最大の特徴は、指向性を4種類の中から選択できる点で、1人で喋る際に使われる単一指向性、マイクを挟んで2人で会話するのに向いている双指向性、全体の音を拾う無指向性、ステレオ収音が可能なステレオと、用途に応じて使い分けが可能です。
こんな人にオススメ!
愛用者
(オマケ)サウンドカードまたはオーディオインターフェイスを使う
より高音質を求めるのであれば、サウンドカードまたはオーディオインターフェイスを導入しましょう。
パソコンに最初から付属しているオンボードのジャックへマイクを挿すと、パソコン自体の電磁波や振動がノイズ(ホワイトノイズ)としてそのまま録音されてしまいます。ですが、デバイス間にサウンドカードまたはオーディオインターフェイスを挟むだけで劇的にホワイトノイズが消え、高音質になります。
先ほど紹介したPCV80Uが人気なのは、USB Audio Boxというサウンドカードと同じ役割を持ったデバイスが付属しているからです。
お手頃なUSBオーディオインターフェイスだとSound Blasterが人気です。上記で紹介したマイク(USBタイプ除く)を使用するのであれば、一緒に使用するのをオススメします。
イケボを作りたければオーディオインターフェイスを使う
ちょっとした裏技のようなモノなのですが、僕はゲーム実況をするときにオーディオインターフェイスにマイクを接続して録音しています。
僕が使っているオーディオインターフェイスはRolandのUA-25EXという廃盤モデルなのですが、コンプレッサーが付属しているので声量を自動で調整してくれます。コンプレッサーを使用することで一部の音域が圧縮され、声が高い人はやや低く録音されるようになります。
結果、地声とは程遠い低音の効いた良い声で配信できるので、イケボを気取れるというワケです。
自分の声に自信が無い方はやってみて、どうぞ。
<オーディオインターフェイスについて>
⇒ パソコンで使用するマイクの音質を向上させるなら『オーディオインターフェイス』がオススメ
<オーディオインターフェイスで使うマイクについて>
⇒ ゲーム実況プレイ動画や配信で使える本格的レコーディングマイク7選
マイク選びは妥協せず!
今回の記事で紹介したマイクは有名なゲーム実況者や配信者も使用しているマイクで、よく売れている商品を集めています。
ヘッドセット形式とスタンドマイク形式が混在していますが、これは自分の使いやすい方に合わせて選択すると良いと思います。スタンドマイクを置くスペースが無い方にはヘッドセットタイプをオススメしますし、多少スペースに余裕がある方にはスタンドマイクをオススメします。
マイクはあまり価格で選ばない方が良いです。というか、あまりにも安いマイクを買ってしまうと絶対後悔します。どんどん音質を求めるようになるので、最初の一本を買うなら妥協せずに良いマイクをチョイスするようにしましょう。
<参考>
【2016年版】ゲーム実況にオススメなデスクトップパソコン5選(Windows版)
ゲーム実況や配信に使うマイクスタンドの選び方
それでは、Dopey(@shunpoko)でした。